| 憲法手帳雑記 2005年8月 |
| ◆8月21日(日) ずいぶん以前に、三女がバイト先で味付けを間違えたツナを容器一杯、引き取らされたことをこの日記に書きました。最近になって、三女、「あの話、店長、お母さんの日記見たよ」というのです。「え、気を悪くしたかねえ」。すると「笑ってたよ」と。ムムッ…。一緒に見てた…。どこで?……図星でした。まったくわかりやすい娘です。大学に入ってからかれこれ4年近く、真面目に勤めているお店で、学業もバイトも落ち着いて両立させていると安心しています。店長さんは、バイトさんのことでオーナーさんとやりあうガッツのある方とか。娘がたまにでも料理をする気になるのはみんな店長さんに教えてもらったメニューなのでしょう。今朝はジャガイモを冷たいスープにしてくれました。 Fさんからイラク写真展の案内。わざわざ自宅にポスティングしていってくれた。明日だ。明日は午前中は福祉事務所。お昼から女子医大の予約あり。夕方なら覗けるかも。 |
| ◆8月15日(月) 時折雷が大音響でなりひびく。徳島の新社会党のメンバーが徳島駅前で小泉靖国神社参拝でのシール投票をとりくんだとのこと。徳島に行っている娘も行ったとのこと。高開さん、矢野さんと並んで撮ってもらった写真を送ってくださる。 |
| ◆8月14日(日) あの小野田寛郎さんのテレビドラマを見る。見まいと思っていたのだが、ひきこまれた。何故帰ろうと思わなかったのか。陸軍中野学校で叩き込まれたのは「お前等は並の兵隊じゃない」という一種のエリート意識だろう。主に諜報活動に従事した彼等は「天皇は人間だと教えられた」と言う。天皇と聞いて直立不動の姿勢なんかとるな、そんなことでは敵国の中ですぐ日本兵だとばれてしまうぞ、天皇は国体の機関にすぎん…ほんとに教官がそう言ったのかしらんと思うけど。父や兄が厚生省の役人と一緒に捜索隊に加わりジャングルに向かって呼びかけても、「敵に捉えられたら自決せよ」と懐剣を渡した母親の手紙を読んでも姿を現さなかった彼が「上官の命令がない」というのだ。その上官は生きていて、その筋の知らせで迎えにくると、小野田さんの目に涙が光る。これは見ようによっては痛烈な批判である。監修は小野田さん本人。 |
| ◆8月13日(土) 親しき人々みな東京を離れ、静かなることこの上なし。長女、先を約束したか、するのか、つまびらかでないが交際相手の故郷・徳島へと、共に一週間の旅に出る。一週間家に居ないから、かどうか出かける前の晩、その前の晩と、大きなかぼちゃで立て続けにケーキやクッキーを作っておいてくれる。妙に寂しい。次女の勤務はお盆中もなんら変化なし。もっとも最近はチェーン店の仲間との山行を楽しんでいる。ワンゲル時代の経験がものをいっているのだろう。その写真を昨晩見せてもらったが、山の頂上でターザンの雄叫びよろしくポーズをとっている。なかなかの勇姿である。三女は相変わらず珈琲館のアルバイト。四女も映画が一段落して、ベルにアルバイトに来るといいながら「寝過ごし」ている。 昨夜の会議でSさんから渡辺治(9条の会)著『憲法改正』を買う。 区内のKさんと長電話。いろんなつながりのおかげで知り合えた方。お互い電話をしなくちゃと思いながらちょっとためらう部分があっただけに、思い切って電話してみて良かった。この方の場合、間に藤田先生の会のSさん夫妻の存在が大きかった。 |
| ◆8月12日(金) 杉並の教科書採択で扶桑社教科書を採択。3対2。反対派、賛成派、右翼、マスコミ含め、杉並庁舎前には朝8時まえから1000人を越す人々が集まる。この採択について、一連の経過を明らかにし、杉並区の人々は即刻採択の無効と教育委員リコールの住民投票運動を起こすべきである。つまり個々バラバラに「採択に抗議する」と言っていてもだめだ。 たまたま、お昼時、フジテレビ「笑っていいとも」のゲストは千葉真一だった。話の内容はどうでもよいのだが、司会のタモリがゲストに寄せられた花束を紹介する。なな、なんと、ど真ん中に「新しい歴史教科書をつくる会」という立て札がある。魑魅魍魎のようなこの「つくる会」の文字を真っ昼間から見せられるとは…。何か狂っている。 |
| ◆8月11日(木) 杉並での教科書採択がきわどい場面になっていることは承知しているが、今日、明日ともそちらへはいかれない。 解散に伴う選挙で、自民党執行部は郵政民営化法案に反対の立場を表明した議員について公認しないばかりか、対立候補をたてることになった。9・11が投票日となったこの選挙、誰いうともなく「自爆テロ選挙」という名称までついている。この選挙は小泉に言わせれば「郵政民営化選挙」ということになろう。マスコミもこぞって、やれ、東京10区での小林某対小池某、刺客投入だの、民主が漁夫の利を得るられるかどうか、などと騒ぐ。自党内において、かくも強権的な手法を貫徹させる意志には驚くばかりだが、冷静になって考えてみると、このことによって自党自体がその内部にかかえる改憲慎重派(あるいはその予備軍、抵抗勢力?)の一掃の時期を早めただけのことであろう。 残念ながら、わが党は、この時に単独で、この茶番を割って出て、反増税、反戦、反失業と格差是正の諸課題こそをとかかげて闘うことができない。政治の諸制度が大きく立ちはだかっている。どんなにもがき苦しんでもここが突破できなければ曙光は射し込まない。今必死の努力が各方面で行われている。 |
| ◆8月10日(水) 高麗博物館で特別企画展示「朝鮮人戦時労働動員(強制連行)を考える−加害の記憶と和解−折角T子さんから「私が行くのは10日」とお手紙の入った案内をいただいたが、今日は行かれず。で、一昨年夏、近所の教会の牧師さんの案内で参加した時の自分のレポートを読み返した。よろしかったらご覧ください。(ペンネームになっています) |
| ◆8月9日(火) 半年ぶりに憲法を生かす板橋の会、懇親会の案内、出す。 |
| ◆8月8日(月) 小泉内閣が最重要課題としていた郵政民営化法案、否決。ただちに解散、総選挙となる。選挙日程は8月30日公示、9月11日投票。 |
| ◆8月7日(日) 藤田さんの会の事務局で特別会議。全員が参加で町田のNさん夫妻宅に集う。結局はNさんがせっせと手料理を準備してくださり、前日Nさんは蜂に刺されてパンパンに腫れ上がった腕を振るって下さったわけで、大変な思いをされたことだろうと申し訳なくも有り難く、おいしく、 会議自体もひとまわりゆっくり各自の意見がきちんと聞きあえたこともあり、いつもしゃきっとしている代表もタクシーに乗るころは半分眠っている状態なほど、みなで半日を堪能した。私にとっては実はこれがささやかな夏休み、でもあった。Sさんご夫妻とは東上線下板橋までご一緒。かつて港区から蕨市に引っ越し、越境入学で志村に通っていた話しをするとSさん方も蕨市に住んでいたことがあるとのこと、その頃、Sさん方はもう教員である。蕨市の七夕祭りのことなど、短い時間だが楽しい話になった。 あした、郵政民営化国会、小泉内閣解散となるか。 |
| ◆8月6日(土) 昨日の映画撮影のために、夜中に事務所のテーブルを貸してという話。どうせパトロンにはなれないんだ、あるものなら全部使ってちょうだいという感じである。 昼間、近所の大先輩のご本出来上がり、納品。テープおこしのテーマは「自立支援プログラム」について。夜は都教委から新たな攻撃をかけられている増田さんを含め5人で集う。増田さんに降りかかっている問題は10年前の足立16中での事件に始まり、この間の「日の丸・君が代」強制に対する闘いの中でもさまざまに考えさせられてきたことであるが、とにかく都教委のやり方は常軌を逸していること何度言っても言い足りない。今度は、発端は保護者の投書の形をとっているが、都教委は授業で使う資料(ビデオや書籍などの類)についても逐一提出を求めている。教員が子どもへの授業で使うものについていちいち保護者の了解を取るか?全く常識では理解できないことを都教委は迫ってくる。この友人を守ることが藤田さんを守ることにも、被処分者や被解雇者の権利回復の闘いにも直線的につながっている。 |
| ◆8月5日(金) 昨日の杉並区での教科書採択は帝国書院でほぼ決まりかけていたところ、「他への影響力の大きさに鑑み」として採択延期となった。昨日の「人間の鎖」、杉並親の会のメンバーから逮捕者も出たとのこと。だが、右翼の一人は何もしていなのにスピーカーで「痛い!」とわめくなど常軌を逸している。 日本の場合(えらそうに言っても外国の場合をよく知っているわけではないが、少なくとも日本に関してという意味)教科書問題は検定や採択といった教育システム上の問題が表立って取り沙汰される。もう何十年前のことか忘れたが、「侵略」を「進出」と書き換えがあったとする新聞記事から問題が表面化し検定項目に「近隣諸国条項」が付け加えられたのではなかったか(この記事は誤報というが、その内容は書き換えなど行わずとも、最初から「進出」となっていたということだ)。この条項の解釈は、学校教育法(昭和22年法律第26号)に基づくほかの教育法規などと同様に、教育そのものが持っている目的などを踏まえて行うべきだろう。しかし、教科用図書検定の実施者が政治的責任も有している文部科学大臣であるため、法理論の枠内に留まらない多面的な解釈が行い得る可能性もあるという。「つくる会」を中心とする戦争賛美論者のやり玉はこの「近隣諸国条項」の撤廃に向かっているようでもある。すでに昨年から撤廃を求める署名活動も行われており50万人署名を達成したかどうかはつまびらかではないが。この署名の呼びかけ代表は三浦朱門。 映画監督の卵たちが今日はわが事務所を拠点にして駅周辺での撮影。四女も含めて7〜8人のグループ。ブロック塀にもたれてパンをかじる青年に向かってカメラが回り、四女が「はい、カット!」なんて言っている。いやはや、ご苦労なことである。いやはや…。 |
| ◆8月4日(木) 近所のある工場に8時には版下を届けたくて早めに家を出る。暑いこと。朝っぱらからこれでは…。自転車で事務所に戻ってすぐ駅へ向かう。次は赤塚。畑が広がっているような場所だからこれまた灼熱地獄。昼をはさんで、早めの夕方、今度は納品。自転車で西台に行く。行きは快適なんだ。とにかく下り坂だから。帰りを思わないばかものよ。蓮根の商店街が朝市などでも賑わうが、ちょうど買い物によい時間帯だった。一山100円の野菜類をしこたま買い込んで前野町あたりの坂道で息があがった。今日はもう一日ぐちゃぐちゃ。 内閣府の世論調査によれば6割がボランティア活動への参加を希望しているという。(「ぜひひ参加してみたい」10.0%、「機会があれば参加してみたい」50.1%)。そのうち最も人気が高かったのは「自然・環境保護に関する活動」で38.0%で「社会福祉」、「体育・スポーツ・文化」がこれに続いている。 http://www8.cao.go.jp/survey/h17/h17-gakushu/index.html ところがとんでもないことを聞かされた。教員の研修項目にボランティアで自衛隊体験というのが出てきた。これはもう東京都教育委員会のHPに載っている。平服で、点呼や体操などというのだが、こういうのを跳ね返さないでいいの?どんどんこういう流れになってしまう。 |
| ◆8月3日(水) 五味川純平『戦争と人間』完結編をケーブルTVで見る。いま盛んに戦争映画を繰り返し放映している。日活映画『戦争と人間』は私が20代のころの作品、当時も見た。当時見えなかった部分も今改めて見えることに気がつく。五味川純平にはもう一つの作品『人間の条件』があって、こちらのほうは「梶は三千子を…」という独特のナレーションが忘れられない。これは三一書房が1956年8月10日に初版発行し、手元にあるものは1975年10月の第77版となっている。いまも版をかさねているのだろうか。昨夜はテレビでも『二十四の瞳』を放映していた。『火垂の墓』もよかろう。『後ろの正面だあれ』でも。庶民の側から描かれたものには胸を打つ作品がたくさんある。長渕剛が『戦艦大和』の主題歌をつくり、このコメントには少々異議ありの気分だ。芸能人よ、国策映画に協力するな、といいたくなる。自分で言って置いて思い出したのが、佐々木孝丸さん。この人はかの『インターナショナル』の訳詞者として有名。初期の『文芸戦線』の活動家である。ほどなく共産党系となる。戦後は映画俳優として、いまやたら放映される戦争物には結構出演している。亡くなったが俳優の千秋実の岳父にあたる。この人が戦後、撮影所で若い労働組合員などがインターナショナルなどを歌っているところに出くわし、何となく気がひけて回り道した、と述懐している。わかるような気がする。 土曜日はちょっとおつなメンバーで飲み会の予定。SOさんの21世紀版インターナショナルの公開が楽しみである。 |
| ◆8月2日(火) 戦闘的なわが友から、朝4時のメールあり。変に興奮して寝そびれることは私もよくあって、しかもこの暑さで、いけない寝なくちゃと思えば更に目が冴えて、それならいっそ仕事場にと明け切らぬ石神井川の下頭橋を渡り、車がたまに走り抜ける環7を渡って、南常盤台の事務所に出る。肌によくないと嘆くかの友の気持ちもよくわかる。A411頁の文書を添付してきて、プリンタにスキャナ機能がついているにやっと気がついて、などと言う。あるんですよね、眠れないときの意外な収穫って。それにしても、わたしら、豪快に眠るってことが少ないみたい。 普通だとこの季節、仕事も夏枯れなどと言うのですが、我が社はあまり関係ありません。お盆休みもなさそうです。 トップページは少々煩いつくりになっていますが、これポスターの第一案(といってもすでにいくつかのご意見で若干の修正を繰り返しています)。わたしの、というよりは、新社会党の存在が伝わるようにと願いました。スローガンは総花的、ですね。でも、変に整理しないで、主張することはとっても大事、と今は思っています。 |
| ◆8月1日(月) 郵政民営化国会。「反対」から「賛成」に転じた永岡議員が自殺。小泉は法案成立には影響ないと嘯く。しかし、永岡氏の周辺の話を聞けば、嫌がらせのFAXなどや幹部からの締め付けに苦悩を隠せなかったようだ。議会制民主主義が薄れているということだろう。 「週刊朝日」に『近代思想家』の書評あり。その一文で内村鑑三に関して、教育勅語事件に触れ「日の丸・君が代」を現代の踏み絵とあることに言及し、「どんなに騒いだって『日の丸』は掲げられ『君が代』は奏でられよう。問題は人権と民主主義だ。そこがないがしろにされたとき、抵抗がおきるだろう」という主旨の文章あり。やっぱり世論づくりだな。いやいや、「週刊朝日」あたりがこのような記事をささやかにでも取り上げているだけで喜んでいてはいけないのだけど。 |
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