| 憲法手帳雑記 2006年11月 | |
| ◆11月29日(水) 昨夜の国会前で被解雇のK先生に話を聞いてもらって意を強くして、今日は午前中娘と志村高校を訪ねた。中の二人の娘は志村で吹奏楽をやっていたが、現在は社会人バンドで楽しんでいる。志村のOBバンドでもある。卒業してからも後輩の面倒をよく見る彼らは、在学時代も楽器や付属物の整備に努め、身銭を切って購入したものも多い。楽譜、譜面代、チューナー…ばかにならない。それに現在も現役である彼らにとっては譜面台の一本だって、もし、学校が統廃合で、吹奏楽部もなくなってしまって、がらくた同然どこかに捨てられてしまうのなら…出来ることなら返してもらえないだろうか…なにがどこに何本あると、何冊あると覚えているわけじゃない、でも見せてもらって、明らかにわたしたちのものだったら…、そんな思いだったろう。ところが! 無惨だったねえ! まず最初から、もう処分した、新校に持っていく、飛鳥高校に貸したのもある、何もない。もう固まってしまう娘。そこをもういちど話をほぐして、こうこうこういうわけで、もし、あれば、なんですが、行き所のないものが残っていませんか、と聞くと「それでは、何があるんですか、書いてください、そのとおりのものがあればお渡しします」「先に書いて貰わないと、後から、これも、あれもと言われても、税金で買ったものだから、その辺はきちんとしなけりゃならないんです。図書館だってそうでしょ」もうこのあたりで、娘は泣きたいのをこらえているようだ。なんだこりゃ。「見せていただいてもいいじゃないですか。」といいたいところ喧嘩しにいったわけじゃないのだからとあくまで「でも見せてやっていただけないでしょうか」というと「お見せしますよ」と鍵束をもって案内してくれる。これは壊れたものが入っているという物置を開けるや、娘「こんな風に積んじゃいけませんよ」と悲しそうに言う。準備室に入るや、垂れたカーテンから日差しが入り、床に転がったコントラバスにあたっているのを見て、娘「ああ、かわいそうに」とカーテンを直して日差しを遮り、楽器をまっすぐにしたりしている。段ボールに入った譜面の山を見て、ほら、これ私が書いたやつです、などと言いながら見ていると、案内してくれた事務の方は、「その辺のはいいですよ、使うのがあれば、学校の印が押してなければ」と意外に優しい人になっている。帰りには、みんなで来たらいいですよ、とまで言ってくれる。最初の身構え方は何だったのかしら。かつての事務室は「経営企画室」という表札になっていた。今更のように、学校と地域の結びつきのうえであるべき姿を考えさせられたひとときだった。本当に今更のように。 |
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| ◆11月28日(火) 末娘と午後、国会前で座り込み。HOWSの方が「統一戦線の歌」を歌ってくれる。ハンス・アイスラーだ。その次に発言を求められ、板橋の政治状況と格差問題で話させていただいた後、ブレヒトの「死ぬか生きるかだ」を歌った。そしたらなんと、歌の途中でオペラシアター「こんにゃく座」の印牧真一郎さんが前に出てきて一緒に歌ってくれた。なんと、まあ、まあ! そのまま夜は全国連絡会の国会前火曜日集会に参加する。 |
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| ◆11月27日(月) 今日から新社会党も国会前で座り込みを始めている。雨のそぼ降る中ずらりと旗を立てる。 それで、まあ、小さな丸椅子まで置くところが、ほほえましいというか…。それにしても参議院の様子は伝わってこないねえ。 昨日、わいわい祭の準備で例によってうちのダンナが物資の調達に走った、と思いねえ。女房のポスターを貼ってくれた友人のお店に立ち寄ると、おかあさんが出てらして、「この方が奥さんに渡してくれって置いていったよ」と紙袋を渡された。見れば、明瞭な美しいペン字で「かわむらひさこ様」と書かれた封筒、古色蒼然たる2冊の書物、昭和4年岩波書店刊行の六法全書と「趣味の法律」というご本だった。ここでずいっと時代を遡って明治のほんものの政治家、田中正造さんのことを思い出した。彼がなくなった時、所持品は頭陀袋に入った3つの石ころと大日本帝国憲法だった、と聞く。そして彼がその憲法をあくまで駆使して足尾の鉱毒と闘ったその根拠は第二七條 日本臣民ハ其ノ所有権ヲ侵サルルコトナシ…であったという。帝国議会における田中正造さんの追及は実に立派である。近・現代を通じて、よき政治家像を示した人を他に知らない。ご本の贈り主は、来月高齢者住宅に移られる由、本を整理したがよければ使ってほしいと言ってくださる。商店の店先で風に晒されているポスターの一枚に目をとめられたのだろうか。大日本帝国憲法の役立て方は私は知らない。だが、私には仲宿の「田中正造」氏が思いというものが伝わってくるように思う。 |
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| ◆11月5日(日) 午前中、日比谷で集会参加者に2種類のビラまき。小澤グループは先月から真摯な青年も加わったことで、東海大のいじめによる自殺の真相究明委員会もぐっと前向きになったよう。 労働者の連帯、基本中の基本ですよね。久しぶりに「インターナショナル」斉唱の文字をプログラムに見るが、早めに地元に戻りました。沖田さんの病院に。あまり経過も芳しくない様子。しばし病院前に集まった千代田ユニオンやNTTの仲間と愁眉を寄せ合うも、みなさんに任せて午後の予定を終える。京都のKさんからメールで、昨日転送したメールの意図がきちんと伝わったのがわかり、何か気持ちがほぐれるようだ。Kさんというのはすごい人だ。沖縄の糸数さんのことでもあちこちから支援メール入る。教育基本法改正でのタウンミーティング(というのだったか)パワーでも紹介しているが、こりゃひでェ! 校長経由でPTA会長宛に指示(おねがい)をしているFAXの写しを見る。@からBまでの発言用の文章があって、**さんはAでおねがいします〜という代物。秀ちゃん、こんな圧力に断じて負けるなよ! 仕事場の前に韓国家庭料理の店ができた。一家で経営するようだ。開店準備の何日間か事務所の前で夜遅くまでこどもたちが遊んでいる。煩い!と感じた。門をがらっと開けて「夜遅く騒ぐと蛇が出るんだよ」なんて脅かそうと思ったけどやめた(根拠ないもんね)。「何してんのお」と話しかけた。おじいさんとおばあさんとおとうさんやおじさん、おばさんたちでお店をやるんだそうで、こどもらも7〜8人。そうか、親戚中だったか。みんないとこなんだ。そうかそうか、みんなでお仕事終わるのを待っているんだ。ふ〜ん。「おばさんは何してんの」「ねえねえ、ここに住んでんの」などと聞いてくる。「ここはお仕事のところなのよ」「ふ〜ん、ねえねえ、こんど遊びにきていい?」「いいよお」ってなわけで、まあ、小さなご近所さんにこちらから自己紹介しに行ったようなものだった。 |
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| 以下、転送歓迎 です。 「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」呼びかけ人の三宅晶子です。 明日からの週、国会は大きな山場を迎えます。 ひとりひとりが必ず、できる限りの行動をして、 みんなでこの山を乗り越えましょう! ・国会に行こう! できる時間帯に、可能な限り、国会内外に行きましょう! 特に首都圏の方、全国の「改悪させない!」人々の意思を何人分も 担って、国会に姿を現してください。 (スケジュールは「あんころ」HP参照) ・8日の公聴会に反対の意思表示を! 政府のプロパガンダとアリバイ作りにさせないために、 反対の意思が目に見える形になるように、そしてそれが報道されるように、 時間がない中で大変ですが、それぞれの地域で、全国のために、 是非、力を尽くしてください! ・特別委員にファックスを! 委員に考えさせることばで、強行採決すれば世論を敵に回すことになる・・という 危機感をもたせる内容で、ファックスを集中させましょう。 (委員会名簿は「あんころ」参照) まずは10日(金)の強行採決を阻止して、 11月12日(日)の日比谷野音に大きく結集しましょう! そして13日(月)国会請願行動に取り組み、次の強行採決もしっかりとめましょ う。そこまで乗りこえれば、<自由>の平野が見えてきます。 子どもと教員を追い込んで殺してしまうような閉塞状況に、さらに競争と規範で圧力 をかける「改正」「再生(!)」は、この2週間で、しっかりとめましょう。 9.21東京地裁の判決は、401名の教員が、処分や移動にも屈せず、良心と勇気 をもって行動し、3年かけて、大きな喜ばしい歴史的1歩を獲得しました。 これから全国の何万人もの人々が、2週間、できるかぎりの良心と勇気をもって行動 するならば、教育基本法の改悪なんて、絶対にとめられます。 みんなで一緒に、<自由>の平野を見に行きましょう! |
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| ◆11月4日(土) 若木在住の沖田和夫さん、重度のくも膜下出血で老人医療センターに運ばれる。奥さんがご不在の時、激しい頭痛に襲われ、すぐ連絡をしたものの、意識を失ったとのこと…。 |
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| ◆11月3日(金) いじめ、いじめられて自殺、生徒も教師も校長も。隠蔽、権力の側の身勝手な言論統制、かと思えば核武装論。「美しい国」…この国では言葉の本来の意味も変えてしまうよう。ハンスト、デモ、スタンディング、ヒューマンチェーン、びらまき、なけなしの金をはたいて読まれないかも知れない手紙を出す。来てはくれないかも知れない集会の案内を出す。それを書いている私があることを確かめるように。 例年だと今日は【憲法手帳】の発売日。でも今年はまったく私の都合で1カ月遅れることになってしまった。(途中までは準備万端だったのだけど…)。全国からメールでの注文もいただいているのですが、本当に申し訳ありません。 |
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