憲法手帳雑記 2006年12月
◆12月31日(日)
 
望年会的集まりの続いた1週間であった。その最後の昨日、すばらしい仲間たちとのそれも有意義に締めくくることができた。今日は区内のポスターの張替えで一巡した。新年からの仕事は机の上に原稿が思いっきり積まれている。だがもう仕事場の片付けはそこそこにして、このあと事務所の窓ガラスにいろいろ貼り付けに行こう。のぼりを出して、今日は終夜、灯りをつけていよう。昨夜の一升瓶や焼酎の空瓶あり。きれいに空くというのは気持ちのよいものだ。そういえば「何も足さない、何も引かない」ってなコマーシャルがあったっけ。
 改悪された教育基本法を、それに対する闘いを何と呼ぶか。私たちには常に「新たな文体」が要求されている。「再生」「再チャレンジ」などと「新しさ」を志向するべき言葉で飾られたものが「統治」という古い概念の手足になるのだから、困ったものである。仕方がない、内実を伴った命名をしてやらねばならぬから「教育ガバナンス法」とでも呼ぶことにしよう。経済、労働、福祉、教育・文化の分野を問わず、戦争も辞さぬ国の「統治」に対する抵抗の闘いを自治体から起ち上げていこう。憲法改悪を断じて許さない人々の力を束ねていこう。

 我が家の玄関の棕櫚の枝を高枝切りバサミを持ってきて、きれいに払ってくれた高齢の女性あり。たまたま在宅の次女が、お断りすることもできえず、手伝わせていただきながら一緒に作業をしたという。運動不足だから、こんなことさせてもらっているの、とご奇特な方である。それで遅ればせながらごあいさつに伺った。ご不在であった。見れば玄関のガラスも窓も一点の曇なく、柵に沿って裏手に回ると裏庭の井戸を囲んだ木々にも見事に手入れが行き届いたお家だった。表札のお名前の上に「産婆」と記されてある。今年最後に目にした美しいものです。

 一年間、多くのみなさまにお付き合いいただき、衷心よりお礼を申し上げます。
 新しい年も、いろいろな場面でお目にかかりましょう。
 そして、ご一緒に少しでも世の中を良くしていきましょう。
                                 2006.12.31    かわむらひさこ。
◆12月24日(日)
 昼前からの8人の小さなピアニストたちのクリスマス発表会に呼んでいただいた。最後の2人は高校生と大学生か。もうピアノ歴5年の男の子はアンコールで「砂の器」(松本清張の小説の映画主題歌)を弾いてくれる。思いがけぬ深みのある演奏に思わずうっとり。便乗して、2曲歌わせていただく。
 3時から今年最後の「憲法を生かす板橋の会」の駅宣。チラシの受け取りがよいのは年末だからというわけではないだろう。この怒りや危機感を正月休みで失わないよう、願うのみだ。気のせいかな、笑顔を見せて受け取ってくれる人が複数あり。大山駅で知己と出会う。連日帰宅が12時とのこと。お仕事は児童相談所だ。買い物帰りで片手にケーキの箱を提げている。平安な休日であれ。
 明日は朝のうち女子医大通院。
 明後日は夜、四谷会談。
 水曜日は朝から都庁、日比谷、神楽坂の予定。板橋にはいない。
 木曜日は2007「日の丸・君が代」強制反対!板橋のつどい実行委員会の準備会。
 金曜日は仕事納め。あいさつまわり。
 土曜日は忘年会。
◆12月20日(水)
 教育基本法改定案が、あれほどの強い反対と懸念、危惧の中にもかかわらず15日に強行採決され、1週間というきわめて異例な速さで、今月22日には公布即日施行ということになる。
この国の政治状況が、いっそうの混迷を深めるという意味で、新たな段階に一歩踏み込んだと思う。たった4〜5日の間の空気がそれを示している。法案一本100万円はいかにも安い買い物だったわけだ。いやそんな皮肉をいっても始まらぬ。野党間の深い亀裂、マスコミの無能ぶり、どこぞの、だれぞの身勝手振りを言っても始まらぬ。何度でも、いつからでも、となりの人に語りかける言葉を持ってでかけ続けるしかないではないか。あきらめない仲間をつくっていくしかないではないか。この間お会いした方々に、声をあげつづける人々とともに存在していく道を選びなおしていただきたいと切望するのみである。苛斂誅求はもとより、「ワーキングプア」とか聞きなれない言葉も大手を振るっている。税制、労働法制、全部右へならえなのだから。
 この間の私たちの運動の経過、新たな問題提起などについては、パワー・トゥ・ザ・ピープルをご覧いただきたい。管理人氏のご苦労に感謝。また、あんころブログなども是非。
 新たなホームページビルダーをこちらのパソコンにも入れたので、時間の許す限り日々の想いを記録しようと思います。でも、基本的にゆっくり椅子に座っている時間がありません。いままでいっぱいいっぱいの毎日でしたので、最近ドクターストップがかかっています。ちょっと慎重です。でも最近書いた論文調文章は別にアップしておきます。ご批正を。
 
 昨日、「間違いだらけ板橋区史資料編」の件で、血税浪費を許さないOさんともども、区長に面談を求めました。東京新聞の記事になりましたので、是非お読みになってください。当部署の課長さんとしかお話はできませんでしたが、今度はちゃんとご返事をもらえるでしょう。
 22日は例年のパート労組の交渉に参加します。
 また、「日の丸・君が代」強制に反対 板橋のつどい実行委員会準備会も年内に行います。
 そのようなわけで、つぎにアップするのはたぶん月末ですが、みなさま、お元気で年越しのご準備を!
◆12月1日(金)
 教育基本法改悪をなんとしてもやめさせたい。新社の国会前座り込みが続いている。今日はとりあえずの集約集会。全水道会館で。昨日からは都教委包囲ネットの仲間を先頭にハンストも再開、国会前には連日抗議の人々が訪れている。新聞では昨日、「今国会での成立は動かない情勢」と報道しはじめている。70時間審議した、ということらしい。野党4党が共同声明を出した。参議院でのまともな論議を切望しつつ、全国では再度「子どもたちは見ている全国津々浦々行動」が広がっている。これは教育基本法改悪をとめよう!全国連絡会の提唱。産経新聞でさえ、やらせタウンミーティングでのタクシー代の水増し請求のことなど報じている。適切でなかった…と頭を下げれば済むと思うか。相次ぐ県知事の談合への関与、防衛庁における米軍情報の漏洩、核保有論議、郵政民営化問題とは何だったか、あの選挙は何だったかとと投げかける復党問題、かと思えば小泉チルドレンの無断欠席…学級崩壊ならぬ国会崩壊ではないか。教育再生を語る資格はなかろう。
 事務所に納品に来た某社の運送会社の人と話す。窓ガラスにずらりと貼った「子どもたちは見ている」のポスターを見ながら、「今さかんにやっているやつでしょ。変な話だねえ。安倍っていうのもなんだか暗くてやだよね」と話かけてくる。「まあね、血統書つきの右翼だからね」「かわむらひさこさんて(とポスターを見ながら)、私と同じぐらいの年代でしょう。なんだか団塊の世代と次の世代の狭間でさ。あなたも政治の人なのにこうやってあくせく体を動かしてるから同じぐらいなのかなって思うんだけど、私なんか振り返るといつも俺の番だ!っていうのがなかったですよ。」 聞けばもともとは印刷業だったらしい。金のとれない仕事も多かったらしく、断念したという。…たしかに!でも、良い意味でも悪い意味でも今の世の中支えている世代だわよ、責任あるわよ。 
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